大阪府の要介護認定率と被保険者1人当たりの介護費【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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【文字お越し】
今ご覧いただいているのが、財務省の財政制度等審議会財政制度分科会において提出された資料ですけども、介護費に地域差があってそれを縮減していきたい。

そういう財務省の意向に基づいて作成されている資料です。

大阪府は軽度者の要介護認定率が高い

出典: 財政制度等審議会財政制度分科会

たとえば要介護認定率を見ると、大阪府は一番高い。

これだけの地域差があるわけですけども、大阪府が一番高くて、特にこのオレンジの軽度者の認定率が非常に高い。

このような資料になっています。

そして被保険者一人当たりの給付月額ですけども、大阪府はここに位置してまして、このオレンジの部分は在宅サービスですけども、これも非常に多いというふうな資料が出ています。

続いて、今ご覧いただいている資料は、平成28年3月に公表された厚生労働省の介護費の地域差分析についてという資料ですけども、この中に大阪府のデータが出ています。

【サービス利用者1人1月当たり費用】

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出典:厚生労働省老健局「介護費の地域差分析について」平成28年3月

被保険者一人当たり介護費を見ていくと、大阪府は1ヶ月31万9千円。全国平均が27万4千円ですから高いということがこの資料からも明らかになっています。

さらに、大阪府内でも一番低いのが豊能町ですけども、グッと高いのが大阪市ということで、こういう状況になっています。

さらに、認定率を見ていくと、これもやはり先ほどお示ししましたけども大阪府は22.4%で全国平均の17.9%よりも高いということが見えます。

【要支援・要介護認定率】

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出典:厚生労働省老健局「介護費の地域差分析について」平成28年3月

さらに特徴的なのが要介護2以下の軽度者の認定率の割合が、非常に高いとこういうことになっています。

大阪府内の保険者を見ていくと、やはり大阪市が一番認定率が高いと、このようなことになっています。

以上の大阪府の状況を踏まえて、大阪府としては、このように在宅サービスの利用が多い。

さらに軽度者が多いというところから適正、適切なケアマネジメントがなされているかというところが課題となっています。

ということでこれから大阪府内の介護事業所については、厳しい状況が続くのではないかというふうに思われます。

以上で終わります。



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