介護事業は飽和になりつつあると聞いていますが、今から参入しても大丈夫ですか?(大阪市浪速区 30代女性)
こんにちは!大阪の介護専門税理士 松本会計事務所 副所長の高田純です。
介護事業は今後も伸びていくと予想されていますので、今からでも参入が遅いということはありません。
実際に、多くの企業が今でも介護事業へ進出している状況ですので、今後もチャンスが見込める可能性は十分にあるでしょう。
特に、東京、大阪など大都市圏での介護関連は、ますます増えるのではないかとも予想されています。
介護事業への進出は可能ですが大丈夫かどうかはわからない
介護事業への進出自体は、基本的にどなたでも可能です。
ただ、経営が大丈夫かどうかは別問題ですので、その辺はよく考えておく必要があります。
高齢化社会での需要を見越して、すでに多くの企業が介護事業へ進出しており、中には大手企業が介護事業を始めたケースもございます。
資金力があり、人材も揃っている大手企業であっても介護事業がうまくいかずに、早々と撤退してしまう場合やほかの企業へ事業を売却してしまうというケースもあるのです。
高齢化社会だから介護事業は儲かると安易に考えないほうが良い
日本は高齢化社会ということもあり、介護事業は儲かると考えて新規参入される方も多いのですが、実際の介護の世界はそんなに甘くはありません。
介護は高齢者やそのご家族など、人相手の事業です。
そのため、お金を儲けることよりも、人助けを優先させなければならない面がたくさん出てきます。
もちろん、儲けることも介護事業を成功させるためにはとても大切なことです。
資金がなくては、従業員へのお給料も払えなくなってしまいますし、介護サービスを受ける高齢者へのサポート力も落ちてしまいかねません。儲けることと、人助けのバランスもうまく取りながら、事業を進めていく必要があるでしょう。
新規参入でも軌道に乗っている人もいます!
介護事業への進出が盛んとなった結果、現在は飽和状態となっており、同業者同士での競争も激しくなっています。
介護施設などもたくさん増えていますし、今後もどんどんと増えていくでしょうから、今から新規参入された方にとっては出遅れた分だけ若干不利な面もあるかもしれません。
ただ、新規参入して順調な経営を行っている介護関連の事業者もいますので、うまくいくかどうかは、結局はその人の腕次第ということになるでしょう。
後から参入したからこそ見えてくる面なども、活かしていくことで事業を軌道にのせられる可能性は十分にあります!。
介護事業の新規参入についてもっと具体的に聞きたい等、介護事業のことで分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。あなたからのご連絡お待ちしております!