相談実例
ご相談内容
一般社団法人のメリットとデメリットを教えてください。 大阪市西区 40代女性
介護事業を始めるのに、 一般社団法人の設立を考えています。 一般社団法人の特徴、メリットとデメリットを教えてください。
答え
一般社団法人の特徴
特徴として
- 営利を目的としない社団法人を言います。
- すべての社員は間接有限責任です。
- 公益性は必要とされず、登記だけで設立は可能です。
- 社員、社員総会及び理事は必要です。
- 理事会や監事を設置するかどうかは任意です。
- 評議員や評議員会を設置するかどうかも任意です。
- 会計監査人は原則として不要です。
(注)
- 社員とは
社団法人でいう社員とは、- 社員総会や株主総会における議決権、
- 剰余金の配当を受ける権利並びに
- 残余財産の分配を受ける権利
の一つ以上又は全部の権利を有する構成員のことを意味します。私たちが社員と言えば、一般的には会社員とか従業員を指しますが、それとは違うことに注意してください。
- 社団法人とは
社員によって構成される団体で、法律上、法人格が付与されたものを社団法人と言いいます。 - 間接有限責任とは
出資した財産を限度としてのみ責任を負うことを「間接有限責任」と言います。出資した財産がすべてなくなることはあっても、それ以上に負担することはありません。
一般社団法人のメリット
- 社員2名で設立が可能です。
- 書類審査のみによる設立であるため設立が容易です。
- 設立時の財産保有規制はありません。
一般財団法人の場合は、設立者は設立時に300万円以上の財産の拠出義務があり、また2機連続で純資産が300万円未満となると解散となります。一般社団法人では、そのようなことはありません。 - 旧民法の制度と異なり主務官庁制ではなく、またNPO法人のような認証手続きも不要です。
- 合理的な範囲内で社員資格に制限を設けることが可能です。
- 基金の拠出者には返還請求権はありますが、社員でなければ議決権を持ちません。
- 理事や職員に給与を支払うことは可能です。
一般社団法人のデメリット
- 設立時の定款には公証人の認証手数料(52,000円程度)や登記申請時の登録免許税(6万円)が必要です。
- 社員又は設立者に剰余金や残余財産の分配を受ける権利を与える旨の定款の定めは無効になります。
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