質問訪問介護員養成研修2級課程修了者(ヘルパー2級)の資格は必要ですか?


回答お答えします。

訪問介護

訪問介護を開業する際、人員配置については法令で定められています。

管理者については、資格は求められませんが、サービス提供責任者と訪問介護員は介護関連の資格を1つ以上保有する必要があります。

介護関連資格とはここでは、

  1. 介護福祉士、
  2. 介護福祉士実務者研修修了者、
  3. 介護職員初任者研修修了者、
  4. 看護師または准看護師

を指します。  


訪問介護事業の人員基準

訪問介護事業の人員基準
訪問介護事業の人員基準


2012年度末に、訪問介護員養成研修2級(ヘルパー2級)は廃止され、2013年度から、介護職員初任者研修に再編されました。

すでに、ヘルパー2級を保有している方は、介護職員初任者研修修了者と同じ扱いになります。

大きな違いは、介護職員初任者研修では、筆記試験が行われるようになったことです。

介護職員初任者研修とは介護の入門の資格であり、研修時間は130時間です。

内容は、ヘルパー2級の研修内容と大差はありません。

職務の理解、介護の基本、自立支援、コミュニケーション技術、介護・福祉サービスの理解、医療との連携、老化・認知症・障害の理解、生活支援技術など介護に必要な知識です。

訪問介護を開業するにあたって、利用者の介護や支援に必要なさまざまなノウハウと技術を身につけた資格保有者を人選しなければいけません。
    

サービス提供責任者配置減算

もし、サービス提供責任者がヘルパー2級の資格しか持っていないと、介護報酬が10%減算されます。

これが、サービス提供責任者配置減算です。

しかし、減算対象は介護職員初任者研修課程修了者(介護職員基礎研修課程、旧訪問介護員1級課程修了者は除く)です。

サービス提供責任者として、ヘルパー2級を配置すると介護報酬が10%減算になります。

もし、サービス提供責任者としてヘルパー2級を配置して、10%減算の対象となっている事業所は、

  1. 介護福祉士などの減算対象にならない資格者を採用するか
  2. ヘルパー2級の資格をお持ちの方は、追加で320時間の研修を修了して実務者研修の資格を取得する必要があります。

画像の説明

アイ・ヘルパースクールのHPより







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