訪問介護を開業して失敗した事例を教えてください。
お答えします。
訪問介護を開業して失敗されるケースとして、おおむね次の3つに集約されます。
- 開業資金の調達に失敗
- 訪問介護員の採用に失敗
- 利用者獲得に失敗
訪問介護の開業そのものができなかった事例や、開業はできたけれども1年もたたないうちにうまくいかなかった事例です。
それぞれについて、事例をご紹介します。
開業資金の調達に失敗
訪問介護は他の介護サービスに比較して、資金が少なくても開業できます。
とはいえ、あまりにも少額の資金しか調達できなかったため、開業そのものをあきらめるか、開業できても資金が続かなかったために事業をあきらめなければならない事例があります。
それでは訪問介護を始めるのに、どれだけ資金が必要かは、
- ご本人や仲間、家族が資格を保有していて、給料をどれだけ抑えることができるか。
- 利用者の獲得が早い段階で出来るか。
などによって変わってきますが、おおむね500万円~800万円は必要になるのではないでしょうか?
たとえば、500万円が必要になると仮定して、自分の貯金が100万円しかなく家族、友達、金融機関からあと400万円が調達できなければ、開業できたとしてもいずれ資金繰りに困ることになり給料の支払いできなくなります。
訪問介護員の採用に失敗
訪問介護の指定基準として、訪問介護員2.5人を採用しなければなりません。
訪問介護員の資格証のコピーを添付して役所に提出し、開業時には採用していることが指定の条件になっています。
ところが、特に大都市ではヘルパーさんを募集しても、なかなか集まりません。
資金調達以上に難しいケースがあります。
そこで、この失敗を防ぐためには、
- 自ら資格を取得することや、
- 資格を持っている気の合う仲間を見つけること、
- また家族の中で一緒に手伝ってくれる資格取得者がいること。
など、ある程度、開業時に人員基準を満たし、募集は最小限にすることが失敗を避ける方法です。
利用者獲得に失敗
開業時に100万円もあれば、とりあえずは開業することはできます。
しかし、開業しても介護報酬が入金されるのは3ヶ月後です。
しかも、開業時から多くの利用者を獲得すことは、特別な理由がないかぎり不可能です。
したがって、最初に入金される介護報酬は少額で、充分に経費をまかなえないのが通常です。
このように、利用者の獲得が少なく、また遅くなればなるほど必要な開業資金が増えていきます。
順調に利用者の獲得ができないと、開業に失敗することになります。
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