リタイア世代は宝の山 シニア活用で人材不足​解消

介護ビジョン2012.10月号

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

介護事業所、特に訪問介護事業者様と話をしていると、ヘルパーを募集しても集まらないという話をよく聞きます。

そこで、視点を変えて高齢者でも65歳で寝たきりの人もいれば、90歳でフルマラソンに参加する人もいます。

したがって、一律に高齢者は介護を受ける対象と考えるのではなく、高齢者が自らペルパーとして介護を提供する側に立つという視点で経営すれば人材募集にも新たな方向性が示せるのではないかと考えますが、いかがでしょうか?

介護ビジョン2012.10月号では「シニア活用で人材不足解消」の記事がありましたので一部を抜粋してご紹介します。

介護労働実態調査結果

2011年度の介護労働実態調査結果によると、従業員の不足感を訴える事業所の割合は、「大いに不足」「やや不足」を合わせると昨年より2.8%上昇の53.1%と依然高い数字を維持しています。

なかでも訪問介護員の不足感は群を抜いており、前年より4.4%増の70.3%です。

非常勤介護職の高齢者雇用のメリットと課題

一般社団法人日本在宅介護協会・在宅介護サービス業高齢者雇用推進委員会が発行する「高齢者が働きやすい介護事業に向けて~在宅介護サービス業高齢者雇用の手引き~」(2010年版)より抜粋。

人事・総務担当者からみたメリット

  1. 1位 人生経験や生活経験を業務に活かすことができる(63.4%)
  2. 2位 経験と能力がある人材を即戦力として活用できる(61.1%)
  3. 3位 当面の人材不足を補うことができる(58.5%)

サービス管理者からみたメリット

  1. 1位 人生経験や生活経験を業務に活かすことができる(68.2%)
  2. 2位 時間的に融通のきく人が多い(56.6%)
  3. 3位 利用者と世代が近いため、コミュニケーションがうまくいき、サービス向上に役立てることができる(55.5%)
  4. 3位 当面の人材不足を補うことができる(55.5%)

人事・総務担当者からみた課題・問題点

  1. 1位 身体的、体力的にきつい(57.3%)
  2. 2位 パソコン操作、データ管理などのITスキルへの対応が難しい(56.1%)
  3. 3位 記憶、帳票類など事務負担への対応が難しい(41.5%)

サービス管理者からみた課題・問題点

  1. 1位 身体的にきつい(63.6%)
  2. 2位 介護保険制度の改定など、変化の対応が難しい(52.6%)
  3. 3位 パソコン操作、データ管理などのITスキルへの対応が難しい(48.0%)

高齢者雇用に関する助成金一覧

  1. 特定就職困難者雇用開発助成金
  2. 高年者雇用開発特別奨励金
  3. 中小企業定年引上げ奨励金
  4. 高年齢者労働移動受入企業助成金
  5. 高年齢者職域拡大等助成金


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