書籍紹介「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用

本のタイトル:「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
著者;原田匡、養父真介

目次
第Ⅰ部 成果を出し続ける勝ち組介護経営の極意
第1章 「事業」としての介護
第2章 顧客の幸せの追求
第3章 社員の幸せの追求
第4章 協力企業の幸せの追求・社会の幸せの追求
第5章 株主の幸せの追求
第6章 「未来を創る力」を持った介護事業経営者になるために

第Ⅱ部介護事業所の労務管理・労基署対策・助成金活用
第1章 介護サービス事業の予備知識
第2章 介護事業所における人事労務の特殊性
第3章 社会保険と労働保険の加入
第4章 リスクを最小化する採用の考え方と留意点
第5章 指定取消を未然に防ぐ!労務管理のポイント
第6章 介護事業所の労働基準監督署対策
第7章 介護事業所の助成金活用


介護事業所の経営者向けのタイトルになっていますが、中身は介護事業所の経営者ばかりではなく一般の企業経営者にも役立つ内容になっています。

色々参考になることがいっぱい書かれていますが、その中で私が一番「その通りだ。私も経験したので良くわかる。」と思えることがあります。

それは、私が今まで失敗した経験から得られた教訓でもあります。

私が失敗した経験の一つが、退職者を補うために人を採用するとき、早く採用しないといけないという「焦り」から間違った採用をしてしまったことです。

私は以前、人の採用は宝くじを当てるようなものだと思っていました。

しかし、本書を読んで「そうではない。」とあらためて気づかされました。

人を教育によって変えるのは非常に困難です。

困難であれば、人を採用してから教育することよりも、人を採用するときの面接を重視すべきであると書かれています。

そして、自社の組織風土やビジョンなどに合っているかどうかを見極めるために面接があるとしています。

私にとって「目にウロコ」でした。

「まったくその通り。納得です。」

今まで自社の組織風土やビジョンに合っていなくても、人を採用していました。

そのため長続きせず辞めていった者もいました。

今までの失敗を反省して、計画的に人の採用をするとともに、自社の組織風土やビジョンを明らかにするためホームページなどで公開しています。




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