給付抑制に備え広がる介護保険外サービス(日経ヘルスケア2013年6月号)

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

日経ヘルスケア2013年6月号

以前から軽度者を介護給付から外す議論はありましたが、ここにきて第10回 社会保障制度改革国民会議(4月22日開催)で議論され、5月5日のNHKニュースで「要支援の見直し検討」が報道されるなど一気に注目されるようになってきました。

それに対応してか、保険外のサービスに関する記事が雑誌に掲載されるようになりました。

介護ビジョンの2013年6月号の特集では、8つの保険外サービス構築について、事例をベースにアイデアやポイントが書かれています。

今回ご紹介する日経ヘルスケア2013年6月号でも、「給付抑制に備え広がる介護保険外サービス」というタイトルの特集記事があります。

詳しくは日経ヘルスケア2013年6月号をご覧頂きたいのですが、大手介護事業所は「軽度者外し」に備え、保険外サービスを拡充する動きが慌ただしくなってきたとして、次の5社の事例を紹介しています。

  1. NPO法人グレースケア機構(東京都三鷹市)
    売り上げの7割が自費サービス、付き添いから看取りまで幅広く対応
  2. ㈱ニチイ学館(東京都千代田区)
    多彩なメニューで需要喚起、定期利用中心に月3000件
  3. ㈱モリモリ(横浜市保土ケ谷区)
    24時間対応の保険外訪問看護、ターミナルケアに高いニーズ
  4. ㈱コミュニティネット(東京都千代田)
    サ付き住宅に完全自費のショートステイ、在宅復帰の「中間居室」として活用
  5. メディカル・ケア・サービス㈱(さいたま市大宮区)
    介護用品をネットで格安販売、入居者確保への副次効果も期待

中小の介護事業経営者も勝ち残るため、給付抑制に備えて保険外のサービスに取り掛からなければなりません。

日々の業務に追われて考える暇もないと、言われるかもしれません。

しかし、今考え行動しなければ10年後にあなたの会社は存在しないかもしれません。

考える時間がなければ、従業員に権限を移譲するなどして時間を作ってください。


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