複数のサービス提供による複合事業化の強化

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

2015年の介護保険制度改正では、デイサービスが大きく変わりそうです。

このような大きな制度改正は2025年まで続き、その度に介護事業者様は戦略を練り直さなければなりません。

おそらくこれからの制度改正は、介護事業者様にとって、厳しいものばかりて介護事業所の自然淘汰がされていくでしょう。

特に一つのサービスだけに特化して提供していると、そのサービスの制度改正があると経営に大きく影響されます。

そこで、一つのサービスだけでなく複数のサービスを提供して、制度リスクを回避しようとする動きがあります。

たとえば、

  1. ある大手フランチャイズでは、お泊り型の小規模デイをFC展開していましたが、最近フィットネスデイというリハビリテーションデイを展開したり、訪問介護や居宅介護支援事業所の併設を進めています。
  2. また、ある大手フランチャイズは訪問介護を中心に事業展開をしていましたが、デイサービスを併設し始めたり、サービス付き高齢者向け住宅に定期巡回随時対応型訪問介護看護を併設する事業を強化しています。
  3. ある有名な訪問介護の経営者は、デイサービスや訪問看護を新たに始めました。

今までの事業展開は、一つの事業所で成功するとその成功した方法をモデルに、他の地域に拠点展開して事業を拡大していくのが一般的でした。

しかし、これからは同じ事業の拠点展開だけではなく、他の介護サービス(保険外サービスも含め)を開始し相乗効果を狙うとともに、制度リスクを回避することも重要になってきます。


a:2544 t:2 y:0