介護保険外のサービスを提供する会社が介護事業をはじめる
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
介護保険外のサービスを提供する会社が介護事業を始める場合、本業のサービスの延長に介護事業があるのなら、相乗効果が得られるのではないでしょうか?
原田 匡氏のメルマガ
介護事業経営研究会(C-MAS)の全国顧問である原田 匡氏のメルマガ(読者登録は、こちらのURLから可能です。⇒http://cb-tag.net/melma_regist.php)からヒントを得て、一つのビジネスモデルを考えました。
まず、私がヒントになった原田 匡氏のメルマガをご紹介します。
それは、東京都町田市にある、街の電気屋さん(でんかのヤマグチ)の話です。
大手量販店が進出して、大変な経営難に陥っていた「でんかのヤマグチ」は、「高齢者単身世帯」「高齢者夫婦世帯」を中心に、留守の間の犬のエサやりや散歩、スーパーへの買い物、部屋の模様替えなど、 社員たちは本業以外のありとあらゆる仕事を、真心を込めて手伝ったそうです。
その結果、本業の家電製品も売れるようになり業績が回復したという内容でした。
以上、原田氏のメルマガの一部をご紹介しましたが、詳しくは次のアドレスからご覧ください。
https://mail.google.com/mail/u/0/?hl=ja&shva=1#inbox/142d96052bcb554b
私は、このメルマガを読んで「でんかのヤマグチ」さんが、訪問介護事業を始めたらどうなるであろうかと想像しました。
単純な発想ですが、相乗効果を得られるのではないかと思ったのです。
実際の事例
私の顧問先にも、マンションの管理会社で訪問介護を始めたところがあります。
そのマンションは超高級マンションで、一度見学させて頂きましたが、1階はホテルのロビーではないかと思うほど豪華で、ホテルのコンシェルジュのように相談係が常駐しています。
この相談係は管理会社の従業員で、目の肥えたマンションの居住者の要望に応えています。
管理会社は、居住者の要望に応えるために訪問介護を始めることになったわけですが、マンション管理と訪問介護という二つの事業を展開することができるようになりました。
さらに、7日のブログで書きましたが、結果的に「介護保険」と「保険外」のサービスを提供することにより、制度リスクを回避することもできます
異業種から介護事業に参入される場合、本業の延長に介護事業があれば相乗効果が得られると思います。
単に将来性があるとか、儲かるというだけでなく、本業との関連性を考えて介護事業に参入されることをお勧めします。
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