介護事業に成功されると予感させる相談者
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
200以上の介護事業の開業相談をしていると、この人は開業して成功されるだろうなと思わせる経験が何度もあります。
このような人たちの特徴は
- 自己資金をしっかり貯めてこられた
- 介護関係の人脈、特にケアマネさんの人脈を持っておられる
- 家族や友人などが協力してくれる
などです。
特に1と2は重要です。
自己資金をしっかり貯めてこられた
ご相談者の中には、自己資金がほとんどなく、、また助成金や融資だのみの人がおられます。
このようなご相談者が来られた場合は、正直に開業は難しいことを説明します。
なぜ難しいか説明するのですが、分かってもらえないことがあります。
「相談に来たのはお金がないからで、どのようにして調達したらいいか教えてくれ!」と言いたげです。
一方、何年にもわたりコツコツとお金を貯めてこられた方にお会いすると、「この人は信頼できる」「この人ならやっていけるだろう」などと思います。
日本政策金融公庫からの融資もスムーズにすすむので、さらに資金調達は有利です。
介護関係の人脈、特にケアマネさんの人脈を持っておられる
介護事業を開業して成功するかどうかの一つの要因は、ご利用者の獲得です。
介護の世界は、特に人のつながりによる人間関係が重要に思います。
たとえば、ケアマネさんがご利用者に事業所を紹介する場合、信頼できる事業所を紹介しないと後でトラブルになって大変なことになります。
このようなことから、介護事業を開業する前にケアマネさんとの信頼関係があり、「開業したらご利用者を紹介するわね」と言ってもらえる人脈があるにこしたことはありません。
家族や友人などが協力してくれる
協力の内容も資金提供などがありますが、介護福祉士などの資格を持っている家族や友人がいて、開業当初は少ない給料で働いてくれると本当に助かります。
開業当初は何かと物入りで、お金はアット言う間になくなってしまいます。
特に人件費は介護事業の経費で一番大きく、たとえば訪問介護であれば売上の70%、通所介護なら50%~60%を占めています。
無給や少額な給料で働いてもらえる家族や友人がいることは、資金繰りに大変助かります。
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