2014.02.24
カテゴリ:介護事業所の経営
苦しいときこそ逃げないでほしい
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
介護事業の経営者の方から、とっておきの情報がないか聞かれることがあります。
例えば、「いまどの介護事業をすれば儲かるか」「どの地域は穴場か」などです。
こういった質問をされる経営者の方は介護事業に限らず、会社の経営が苦しい場合が多いです。
お気持ちは非常に分かりますが、その気持ちの中に楽して儲けようと考えている人がいます。
自分で努力せず、人から儲かる情報を得ようとするのです。
3年ほど前、千葉県の介護事業所の方から電話がありました。
大阪は商売が上手だから、介護に特化した大阪の会計事務所なら、とっておきの方法を知っているだろうと思われて電話されてきました。
私は、そのとき「とっておきの方法はありません。」と言いました。
また、人は誰でも事業がうまくいかなくなると、現状を避けて別の夢を見たくなるものです。
新しい事業の夢を見ているときは、現状の苦しい状況を忘れることができます。
しかし、現状の問題を解決しなければ、先に進むことはできません。
事業に失敗した人の中には、現状を打破するため新しい事業に手を出して傷口を広げてしまったケースを見かけます。
現状の問題を克服することに逃げず、やり抜いたときこそ本物の実力になり、その成功体験が次の成功につながると私は確信しています。
a:2536 t:1 y:0