2014.05.14
カテゴリ:介護事業所の経営
都道府県によって、要介護認定が厳しいところと緩いところがある
こんにちは。大阪の専門税理士の松本昌晴です。
下のグラフは、都道府県別の要介護(要支援)認定者数の構成割合です。
都道府県によって、要介護(要支援)認定者数の構成割合に違いがあることが分かります。
大阪府と兵庫県は、軽度者(要介護度2まで)が多く、山梨県と沖縄県は重度者(要介護3以上)が多いことが、お分かりいただけるでしょうか?
このように要介護(要支援)認定者数の構成割合が、地域によってバラツキがあります。
大阪府や兵庫県では要介護認定が厳しく、逆に山梨県や沖縄県では緩くなっています。
要介護認定には、認定調査員の調査や主治医の意見、介護認定審査会の審査判定など人間の判断が入ります。
人間がやることですから、ある程度バラツキが起きるのも仕方がないことかもしれませんが、認定率格差の問題が内包されており、地域格差が拡大しています。
【ご参考】要介護認定の流れ
- 一次判定
要介護認定は、まず、市町村の認定調査員による心身の状況調査(認定調査)及び主治医意見書に基づくコンピュータ判定を行う。 - 二次判定
次に保健・医療・福祉の学識経験者により構成される介護認定審査会により、一次判定結果、主治医意見書等に基づき審査判定を行う。 - この結果に基づき、市町村が申請者についての要介護認定を行う。
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