団塊の世代の特徴とサービスの提供~その1~
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
今、利用者の世代交代の時期にさしかかっています。
つまり、戦中戦後世代から団塊の世代へと高齢者の世代が大きく変わろとしています。
それぞれの世代は、特徴があり、それぞれの世代に合わせたサービスを提供しないとご利用者が離れていきます。
そこで、戦中戦後の世代と団塊の世代 について、それぞれの特徴は何かをご説明し、介護事業所としてどのように対応すべきかを考えてみたいと思います。
戦中戦後の世代の特徴
今のご利用者は戦中戦後世代の方が中心です。
だいたい、70歳から80歳代の人達です。
この戦中戦後の世代の特徴は
- 「ほしがりません勝つまでは」
- 「貯金志向」
- 「集団活動に慣れている」
などの特徴を持っています。
この様な特徴を持っている人達は、例えばデイサービスで「歌を歌いましょう」と言えば、ちゃんと嫌がらずお付き合いしていただけます。
団塊の世代の特徴とサービスの提供
ところが団塊の世代は、戦中戦後世代と違った特徴を持っています。
団塊の世代は、日本の高度成長を牽引し、バブルの時期が40歳から50歳代です。
学生運動を経験し、金の卵として重宝されました。
一方、人口が多い世代で競争社会でもまれてきました。
この様な特徴を持つ団塊の世代は、自分達の価値観や考え方をしっかり持っています。
そうした、団塊の世代の方々に、これからどのようなサービス提供していくかは非常に重要になっていきます。
別の言い方をすれば「わがまま」な世代に、どういったサービスを提供するか考えなければなりません。
戦中戦後世代に提供している内容と同じサービスを提供すると、団塊の世代はきっと拒否するでしょう。
今は、デイサービスで昼からレクレーションで民謡や軍歌などを歌っている光景を見かけることがあります。
しかし、団塊の世代は別名ビートルズ世代と言われています。
昼からレクレーションで歌う歌も違ってきます。
例えば、ロックやフォークソングであったり、中にはギターで演奏する人も現れるでしょう。
団塊の世代は要求の範囲が広く、またやってもらいたいことがハッキリしていきます。
ハッキリしているから、やってもらえないと他のやってもらえるところに行ってしまいます。
この様にご利用者様は戦中戦後世代と団塊の世代では異なった特徴を持っていますので、それに応じてサービスの内容を変えていかなければなりません。
明日のブログで書く予定ですが、団塊の世代の特徴を把握し、その特徴に合わせたサービスを提供するためには、介護保険だけでなく介護保険外のサービスを用意していくことが大事です。
今後、ますます混合介護の考え方が必要になってくると思います。
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