予防給付の報酬改定
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
だいたい、予防訪問介護Ⅰが週1回、Ⅱが週2回、Ⅲが週3回のサービスがほとんどです。
Ⅲについては、要支援2の方しか利用できません。
予防訪問介護は、5%マイナスで順当な引き下げでした。
一方、予防通所介護Ⅰが、マイナス22.2%、Ⅱがマイナス20.3%でした。
すなわち、20%以上の減額、5分の1カットです。
予防の報酬は、1ヶ月いくらの包括報酬です。
Ⅰは約500単位減、1ヶ月1人あたり5,000円のダウンです。
Ⅱは約9.000円のダウンになりました。
非常に大きいダウンです。
それ以上に大きダウンだったのが、予防通所リハⅠが26,%、Ⅱが23.8%それぞれダウンしています。
ほぼ、4分の1のダウンです。
予防通所介護と予防通所リハだけ、これだけ大幅にダウンしたのでしょうか?
予防通所については、今回の議論の最初からレスパイト機能はありませんでした。
すなわち、予防通所には、お預りは必要ないというのです。
レスパイトは家族が自分の時間を持つためのリフレッシュするためのものです。
しかし、要支援の方は自分で動けるので、介護保険を使って預かる必要はないという前提で議論されてきました。
そのため、今回の予防通所介護の報酬は、2~3時間の報酬しか反映していません。
5時間も6時間も預かる報酬体系にはなくなりました。
予所介護のサービスを提供する単位としては、午前中3時間、午後から3時間という2交替制にすべきことになります。
今、おそらく7時間のサービスの中で予防の方も一緒にされているから1回転だけになっているところが多いのではないでしょうか?
予防の利用者の多い事業所は、1日2回転にする仕組みにすることが経営上大事です。
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