2015.06.04
カテゴリ:介護事業所の経営
比べると分かり易い
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
顧問先の社長様に月次や決算の報告をするとき、次の2つの比較で説明すると理解していただけることがあります。
それは、
- 他社との比較と
- 自社の過去との比較
です。
人間は比較することが好きです。
意識していなくても比較しています。
他社と比較して業績が良いとか、過去の自社の業績と比較して悪いとか、比較することによって良し悪しを判断します。
会社の場合は、他社の業績が分からないので、会計事務所が情報を入手して提供しています。
一方、従業員の良し悪しも、比較して判断していることはないでしょうか?
例えば、「A君は仕事が出来るがB君は仕事が出来ない」と言うとき、無意識のうちにA君とB君を比較して、B君よりA君の方が仕事が出来ると判断していることがあると思います。
しかし、もう一つの比較をおろそかにしていることがあります。
それは、B君の成長です。
確かに、B君はA君に比べて仕事は出来ないかもしれません。
しかし、B君の1年前と比べて、1年前に出来ていなかったことが1年後に出来るようになった。
そうであるなら、B君は評価できるのではないでしょうか?
1年前のB君の能力は意識しないと思い出せないため、安易にA君と比較してしまいます。
人事評価するときには、その人の成長を重視した視点が重要になると思います。
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