訪問介護とデイサービスの管理者の役割

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

訪問介護は、管理者よりサービス提供責任者の方が、やることが多いし責任も重いです。

訪問介護の管理者の役針は、次の図の通り

  1. 従業者及び業務の管理を一元的に行わなければならない。
  2. 従業者に「運営に関する基準」を遵守させるために必要な指揮命令。
    です。



管理者の役割

訪問介護の管理者は、上の図の通りあまりやることがありません。

したがって、多くの訪問介護事業所では、管理者とサービス提供責任者が兼務しています。

デイサービスの管理者の業務は多い

一方で、訪問介護に比べてデイサービスの管理者の業務は、上の図の通り多いです。

デイサービスの多くは、管理者と生活相談員が兼務していますが、本来、管理者は常勤専従であり他の業務を兼務できません。

これについては厚生労働省から通知が出ていて、同一敷地内で業務に支障がない場合は、他の職務を兼務していいことになっています。

こういう特例があるため、多くのデイサービスの場合、管理者と生活相談員が兼務しています。

ところが、「業務に支障がない場合」という条件が付いていますから、もし実地指導で法令遵守していない事実がいっぱい出てきたらどうでしょうか?

管理者の役割として重要なことは、従業員に指揮命令をして法令遵守させることです。

実地指導で、事業所が法令遵守をしていなければ、管理者として充分に職務を果たしたとは言えず、業務に支障がある場合に該当し、生活相談員との兼務ができません。

この場合には、別に生活相談員などを採用する必要があります。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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