2016.01.05
カテゴリ:介護事業所の経営
デイサービスの移動・送迎時間の長短が収支差に与える影響
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
デイサービスの提供エリアを拡大すれば利用者の増加は見込めますが、総営業時間は増加しその結果、送迎職員の賃金増加や車両維持費が増加します。
しかも、移動・送迎費は基本報酬に含まれているため請求できません。
特に開業時は多くのご利用者を獲得したいという思いから、送迎エリアを広くしてしまって、収支がマイナスになってしまったという方もおられると思います。
それでは、送迎エリアはどれぐらいまでが適正なのでしょうか?
個々の事業所によって多少の違いはあるでしょうが、おおむね事業所から車で片道おおよそ20分~30分以内ではないかと思います。
デイサービスによっては、ホームページなどで
- 片道○分以内とか
- ○㎞範囲内とか
- ○市と△市を送迎エリア
などと送迎エリアを限定しているところがあります。
開業時は、ケアマネさんに「送迎エリアを決めています」と言いにくいでしょうが、軌道に乗ってきたら収支が合う送迎エリアを明確にして、むやみにエリアを拡大しない様にしなければなりません。