定着率を向上させる施策②~介護の質を高める~

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

昨日のブログで取り上げた定着率を向上させる施策は

  1. 職員の要望や悩みを定期的に聞く機会を設ける。
  2. 職員の親睦を深める機会を定期的に設ける(社員旅行、飲み会、サークル活動など)
    でした。

今日は昨日に続き定着率を向上させる施策について、日本政策金融公庫のアンケート調査結果を引用して説明します。

画像の説明
出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」

介護の質を高めることにつながる取り組みが、定着率の向上につながるという調査結果になっています。
具体的には、

  1. 外部セミナーを受講させている方が受講させていないより定着率が高い。
  2. 介護記録を共有できていると定着率が高い。

介護労働安定センターの介護労働実態調査によると、直前の介護の仕事をやめた理由の2番目は、「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため」です。

外部セミナーなどの研修がなく、介護記録が共有されていない事業所は、介護の質が一般的に低いため介護職員は事業所の運営に不満を持って退職するのではないでしょうか?

日本政策金融公庫と介護労働安定センターの調査結果は、共通しているように思います。

【直前の介護の仕事をやめた理由】
直前の介護の仕事をやめた理由
出典:介護労働安定センターの介護労働実態調査




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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