2016.02.03
カテゴリ:介護事業所の経営
資金繰りに困って倒産する前にリスケ
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
銀行への毎月の返済が難しく、給料や家賃などの支払いができなくて倒産してしまうという前にリスケを申し込んで、倒産を防ぐ方法があります。
真面目な経営者ほど、ギリギリまで資金調達をして返済しようとします。
その結果、最悪は資金調達するところがなくて倒産や夜逃げということになってしまいます。
そうならないために銀行にリスケを申し込んで、返済額を減らしてもらう交渉をします。
ここで大事なのが早めにメイン銀行に資金繰り表を作成して、前もって資金繰りが半年後厳しくなることを伝えておくことです。
メイン銀行に最後のジャッジをさせる環境を作るのです。
そして、いざとなったら返済を止めるという事前の告知をメイン銀行にします。
この様な状況で銀行は、リスケを覚悟します。
問題はリスケしても、運転資金がないと色々な支払いの資金がないため事業は続けられません。
そのためには、早い段階でリスケをして運転資金を残す必要があります。
リスケ(条件緩和)とは
毎月の各銀行への返済額を減らす条件変更契約書を取り交わし、半年ごとに更新します。
例えば、毎月の返済額がA銀行10万円、B銀行15万円、C銀行5万円としますと、返済可能金額を各行の返済残高に比例してA銀行2万円、B銀行3万円、C銀行1万円という様に返済額を減らします。
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