キャリア段位制度を介護職員の効果的な育成ツールとして活用

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

キャリア段位制度が創設されてから、あまり普及はしていませんが、介護事業者様としては無視できない制度になりうるので、そのメリットについて述べてみたいと思います。

OJTを通じて先輩の職員や指導する職員が、部下の職員や後輩の職員と密なコミュニケーションを取りながら、実践的な能力の向上を図っていきます。

その能力向上を図っていくときに、部下の介護行為を評価する評価者(アセッサー)が評価する基準が設けられ、評価者によってバラバラに評価されない様にしています。

そして、この評価基準に基づいて評価して、評価することによってレベル認定をします。

キャリア段位制度のメリット

介護事業所・施設や職員にとってのメリット

キャリア段位制度に取り組むことによって、次の様な介護事業所・施設にとってのメリットがあります。

まず、職員の能力向上とか、評価する際に振り返りにもなりますので、気づきを通じた評価者の自覚向上のメリットがあります。

また、評価基準の設定により一つの軸となるサービス水準がありますので、繰り返すことによって、サービス水準の維持向上につながります。

さらに、リスク管理にもなります。

ご利用者・家族の方から色々なクレームがあります。

そのとき、介護職員や管理者は、自分が行った行為が、どんな理由でどんな根拠で行ったかを説明できなければなりません。

キャリア段位制度を導入していたら、その説明ができリスク管理のツールとなります。

職員にとっても、職場で何ができるかを証明でき、スキルの向上ややりがいが出来ます。

また、処遇改善の材料としても活用することができます。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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