介護事業所内のコミュニケーションと定着率

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護業界は人材が定着しないという悩みがありますが、個々の介護事業所を見ると定着率が悪い事業所もありますが、良い事業所もあります。

それでは、その両者にどの様な違いがあるのでしょうか?

日本政策金融公庫総合研究所の調査結果で、介護職員・登録ヘルパーの定着率と次の4点との関係が明らかにされています。

  1. 職員の要望や悩みを聞いているか
  2. 職員の親睦を深める機会を設けているか
  3. 外部セミナーを受講させているか
  4. 介護記録を共有できているか



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出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」

管理者の方や幹部の方々が職員の要望や悩みを定期的に聞いているほど定着率は高いです。

「定期的に聞く」「気がつけば聞く」「相談があれば応じる」「あまり聞かない」の順番で定着率が高くなっています。

親睦を深める機会、すなわち飲み会などを定期的にやっているほど定着率が高いです。

不定期だと都合があって参加できないことがことがあって不満になるのでしょうか?、不定期にやっているより、やっていない方が定着率が高いです。

通常は管理者や責任者だけが外部セミナーに参加し、一般の介護職員は事業所の中でやっている内部セミナーだけ参加することが多いです。

一般の介護職員が外部セミナーに参加することで、レベルの高い人の話を聞けるようになり、参加者のレベルアップにつながります。

介護記録を共有できるほど定着率は高いです。

要は、風通しの問題だと考えられますが、介護記録を共有していないということは、例えば利用者さんの情報がまったく一般の職員さんに届いていないことになり、例えば予定外に利用者にサービスを提供することになったときに、その利用者さんの情報がないと苦労します。

情報を共有しているほど仕事はやりやすくなり、その結果、定着率が高くなると思われます。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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