定着率を上げる要因~まとめ~
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
定着率を上げる要因について、日本政策金融公庫総合研究所の資料をもとに、ブログで取り上げてきました。
その定着率を上げる要因としては、次の8項目があります。
- 介護職員に計画やビジョンを明示すること。
- 介護職員の要望や悩み事を聞くことこと。
- 社員の親睦を深める機会を設けること。
- 介護の仕事に専念 できるようにすること。
- 外部セミナーに受講できるようにすること。
- 利用者や家族への満足度調査の結果を周知すること。
- 介護記録の共有ができるようにすること。
- PDCAサイクルを回すこと。
各項目は定着率を上げるのには有効と考えられますが、採用したら必ず上がるという保証はありません。
それぞれの事業所によって有効なものと、そうでないものがあると考えられます。
そこで、まず採用する前に従業員満足度調査を行い、次に採用できそうなものを実行し、しばらくしてから再度、従業員満足度調査を行って改善されているかどうか確認する必要があります。
定着率を上げる要因を、まとめると次の通りになります。
計画やビジョンの明示
経営者と職員とのコミュニケーションとして、事業計画や将来のビジョン、介護の方針などを介護職員や登録ヘルパーに示していると定着率は高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所の資料より作成
要望や悩み事を聞くこと
面談やアンケートを行うなどして、介護職員や登録ヘルパーの要望や悩み事を聞くようにしていると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」(平成28年1月26日)
社員の親睦を深める機会
社員旅行や飲み会、サークル活動など、社員の親睦を深める機会を設けていると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」(平成28年1月26日)
介護の仕事に専念
介護職員や登録ヘルパーが介護の仕事に専念できていると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所の資料より作成
外部セミナーの受講
介護職員や登録ヘルパーにスキルアップを目的として外部のセミナーを受講させていると定着率が高い傾向にあります。
出典:[[日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」(平成28年1月26日)
満足度調査の結果の周知
アンケートで利用者やその家族に対して満足度調査を行い、その結果を社内で周知していると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所の資料から作成
介護記録の共有
介護記録ー担当する職員間で共有できていると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」(平成28年1月26日)
PDCAサイクル
利用者全員についてPDCAサイクルが回せているいると定着率が高い傾向にあります。
出典:日本政策金融公庫総合研究所の資料より作成
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