シニア市場は有望な市場か?

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

シニア市場は、100兆円で毎年1兆円ずつ増えると言われています。

そのため、シニア市場は有望な市場で魅力があり、進出を検討している企業もあります。

本当にそうでしょうか?

世間で言われているのと違った視点で解説します。

高齢者で無職の世帯と世帯主が65歳未満の勤労世帯の消費支出の内訳を比較した表が、次の通り総務省統計局から公表されています。

この表を見ると、保険医療と交際費以外は消費支出は減っています。

つまりシニアはお金を使わないのです。

また保険医療も75歳以上の後期高齢者にならないと増えません。

シニアはお金を持っていても、旅行や趣味などにはお金を使いますが、それ以外に興味を持っている人は少なく、お金を使おうとしません。

また、お金はあっても老後の不安から、出来るだけお金を使わない様にします。

この様なことからシニア市場は、世間が言うほどチャンスがあるとは言えません。

このことを考えてシニア市場を考えて頂ければと思います。




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