初めが大変~ 開業して軌道に乗らなかった事例~

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

何事も初めは大変です。

介護事業の開業も同じです。

今まで会社の経営をしたことがない人が、社長になり銀行から借金し、従業員を採用し給料を払うわけですから、その勇気には敬服します。

しかし、経験をしたことがないことばかりで大変です。

最悪の場合は倒産もあり得ます。

開業してしばらくは苦しい状況が続きますが、1年もすると急激に業績を伸ばしているところが多いです。

利用者獲得が一番大事

5年以上にわたって、介護事業の開業相談を行ってきました。

件数を数えたことはありませんが、300件以上は確実にあると思います。

その中で開業に至ったのが100件強です。

開業されて、すべての方が成功されたら良いのですが、残念ながら廃業されたか方が2件あります。

その2件とも開業から数ヶ月経っても、利用者が獲得できなかったケースです。

また顧問先ではありませんが、先日ご連絡頂いた方は、開業して1年経っても利用者が獲得できず、売上が少なくて毎月持ち出しがあり、続けられないということで、ご相談がありました。

成功する要素として、利用者獲得、介護職員の確保、開業資金の調達などがありますが、利用者の獲得ができなければ、資金調達を考えなければなりませんし、開業時は人員を確保されているはずですから、開業して軌道にのせるためには、早期に利用者を獲得するのが一番です。

先日、介護事業の開業相談に来られた方は、全くケアマネさんの人脈もなく、また営業能力もない方でしたので、開業は考え直した方がいいとアドバイスしました。




a:1276 t:1 y:0