訪問看護の事業所数は直近5年で1.4倍

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

訪問看護は、居宅において、看護師等により行われる療養上の世話又は必要な診療の補助を行うものであり、訪問看護費は、通院が困難な者に対して、その者の主治医の指示及び訪問看護計画書に基づき、看護師等が指定訪問看護を行った場合に算定されます。

また要介護被保険者等については、末期の悪性腫瘍、急性増悪等による主治医の指示があった場合などに限り、医療保険の給付により訪問看護が行われます。

訪問看護ステーションの数(棒グラフ)は、近年著しく増加しており、下図の通り直近5年で1.4倍の増加になっています。

しかし、介護保険の訪問看護を行う病院又は診療所の数(折れ線グラフ)は減少しています。

【訪問看護の実施事業所・医療機関数の年次推移】

訪問看護の実施事業所・医療機関数の年次推移

出典:第142回社会保障審議会介護給付費分科会


訪問看護は他の介護サービスに比べ少ない

訪問介護事業所は増えていますが、その数や伸び率は他の介護サービス事業所と比べて少ないです。

【訪問看護事業所と主な介護サービス事業所の事業所数の比較】

訪問看護事業所と主な介護サービス事業所の事業所数の比較

出典:第142回社会保障審議会介護給付費分科会



私の事務所に介護事業の開業相談に来られる方で、最近多いサービスが

  1. 訪問看護
  2. 放課後等デイサービス
    です。

放課後等デイサービスの開業は一時の勢いはなくなりましたが、訪問看護は今でも開業相談に来られる方は多いです。

それだけ需要があるということでしょう。

上の資料からも、訪問看護は他の介護サービスに比べ、まだまだ事業所数は少なく伸びる可能性があります。



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