2017.07.18
カテゴリ:平成30年介護報酬改定
訪問看護ステーションの約半数は、5人未満の小規模事業者
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
下の図をご覧いただくと、訪問看護ステーションの従業員規模が5人以上のステーションは徐々に増えていますが、依然として5人未満のステーションが半数近くあります。
【訪問看護ステーションの従業員規模別の推移】
訪問看護ステーションの大規模化が課題
介護給付費分科会において訪問看護ステーションの課題として挙げられているのが、訪問看護ステーションの大規模化などを促して、安定的な訪問看護を供給することにあります。
下の表は、平成26年介護事業経営実態調査結果の概要より引用したものですが、月間の訪問回数が増えれば増えるほど、すなわち訪問看護ステーションの従業員が多くなり規模が大きくなるほど利益が出ています。
訪問看護ステーションに限らず、介護事業所は規模のメリットにより大規模化することによって利益が出るようになり、安定的な経営ができるようになります。
また大規模化すれば、緊急時訪問看護加算や特別管理加算を算定する事業所が増えるという調査結果が出ており、その点でも訪問看護ステーションの大規模化が求められます。
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