介護給付費分科会の議事録

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護報酬改定の議論がなされているのが、ご存知の通り厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会というところです。

国は、介護保険法や介護報酬を勝手に変えることは出来ず、必ず第三機関の審議を通さなければなりません。

介護保険法の改正は介護保険部会で、介護報酬の改定は介護給付費分科会で、それぞれ議論がなされることになっています。

介護給付費分科会の資料は公開されている

開催された介護給付費分科会の資料等や議事録は公開されていますので、次のアドレスから自由に閲覧することができます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126698

また事前に開催案内がなされ、傍聴することも可能です。

資料等は開催された翌日ぐらいには公開されるので、すぐ手に入りますが議事録は開催日から1ヶ月ぐらいしてから公開されます。

議事録の中でポイントになるところ

その議事録は、長い文章で見出しも図などもなく、非常に読みにくいです。

しかし、中身は厚生労働省の役人が介護給付費分科会に提出された参考資料をほとんど棒読みしたあと、各委員が意見を述べるという形でなっています。

また、各委員は各業界団体を代表して出席されていますので、業界としての意見を述べられることがあります。

この長い議事録の中で、介護事業者が注目すべきところは、役人の説明が終わって最初のところで発言する委員の意見です。

恐らく私見ですが、厚生労働省の方針と同じ人が最初に意見を述べているのではないかと思われます。

言い過ぎかもしれませんが、厚生労働省の代弁者と言ってもいいかもしれません。

しかし、そんなことは介護事業者にとっては関係ありません。

厚生労働省の考え方を知ることが、介護事業者にとって大事ですので、長文の議事録の中で、最初のころに意見を述べる委員の発言内容に注目しましょう。

機会があれば、議事録の内容を分析してブログに載せたいと思います。



a:1153 t:1 y:0