看多機のサテライト型事業所の設置を認めるべきか?

クリックして下さい。
     ↓↓↓
画像の説明

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

小規模多機能型居宅介護(小多機=ショウタキ)には、本体の事業所を核として、人員基準などを緩和したサテライト型小多機事業所の設置が認められていますが、看護小規模多機能型居宅介護(看多機=カンタキ)では、サテライト型看多機事業所の設置が認められていません。

画像の説明

出典:第138回社会保障審議会介護給付費分科会資料

上記の通り看多機がサテライト型事業所をする場合は、サテライト型小規模多機能型居宅介護事業所を設置することになります。

介護給付費分科会では介護報酬改定において、

看多機と小多機におけるサテライト型事業所に関する取扱いが異なる点についてどのように考えるか。

が論点の一つとして挙げられています。

分科会の委員の主な意見

上記論点に対して、鈴木邦彦委員(公益社団法人日本医師会常任理事)は次の様な意見を述べ、サテライト型看多機事業所の設置については消極的です。

看多機は小多機よりも機能が重いので、サテライトは小多機なら可能ということですが、基準を緩和した看多機のサテライトというのは矛盾があると思うのです。もし、さらにそのニーズがあるということであれば、新たに看多機を新設すべきであって、サテライトは小多機のままとすべきではないかと思います。

これに対して、サテライト型看多機事業所の設置を認めるべきであるという齋藤訓子委員(公益社団法人日本看護協会常任理事)の意見があります。

サテライト設置を認めることによって、地域の看多機のサービス拠点が少しでもふえる、あるいは事業者にとっても効率的な運営体制で供給量をふやすことが期待できるのではないかと思っております。



a:2844 t:1 y:0