訪問介護の開業の手引きNO.9~訪問介護は小資本で開業できる~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

動画


訪問介護事業のメリットの1つに、小資本で開業できるということがあります。

これをデイサービスと比較して見ていきたいと思います。

開業にあたっては主に次の1〜4の資金が必要になります。

  1. 事業所の開設関連費用
    例えば事務所を賃貸契約するのであれば、賃貸契約に伴う保証金とか敷金と言われるもの、あとは家賃もかかりますし、内装工事するというようなら工事も必要になってきます。
  2. 車両関連費用
    さらに車両関連費用として、デイサービスであれば送迎車の購入あるいはリース料、訪問介護であればヘルパーさんの移動手段としての車・バイク・自転車なども費用がかかります。
  3. 備品
    備品についてもですね、デイサービスであれ訪問介護であれ、備品が必要になってくるわけです。
  4. 運転資金
    さらに開業してすぐ軌道に乗るわけではなくて、例えば6ヶ月間で軌道に乗るとして、その間の人件費とか家賃や水道光熱費などの経費も必要になってきます。

こういったものの資金が必要になってくるわけですけれども、訪問介護はデイサービスに比べて小資本でできます。

一概に言えないですけれども、例えばデイサービスの定員が何人かによって、あるいは家族や友人だけでやって人件費を抑えることができるとか、あるいは利用者がすぐ見つかるかどうかによって、この必要な資金というのは変わってくるわけですけれども、だいたい相場的に言うとデイサービスといえば1,500万円〜3,000万円の範囲内、訪問介護であれば500万円〜600万円の範囲内で収まるケースが多いのではないかと思います。

事業所の開設関連費用

事業所の開設関連費用で見ていきますと、デイサービスというのはご利用者が事業所に訪れてサービスを受けるということなので、設備基準について結構細かく定められておりまして、そのため基準を満たす必要があり改装費の負担がかかるといったところがあります。

ところが訪問介護については、ご利用者のご自宅に訪問してサービスを提供するということなので、事務所としての設備基準というのはあまり厳しくはなく、デイサービスに比べると厳しくないというような現状がありますので、内装工事とかそういった工事が必要ない、あるいは必要であっても少額で済むみます。

さらにデイサービスに比べて面積も少なくて済むということで、家賃負担も少ないといった特徴があります。

車両関連費用

また車両関連費用ですけれども、デイサービスの場合は事業所に来ていただくために送迎車が必要になります。

訪問介護の場合は、訪問するための手段として徒歩でいけるという場合もありますけれども、自転車、バイク、あるいは乗用車というところで済みますので、車両関連費用についても訪問介護はデイサービスに比べて少額で済みます。

備品

さらに備品関係について言うと、ご利用者が来ていただくデイサービスの場合は、快適に過ごしていただくということがありますので、テレビなどの娯楽設備を置いたり、トレーニングのための機材を置いたり、空調関係も当然ですけれども、あるいは食事を提供する場合の調理機器とかお風呂を設置する場合の入浴設備、といった経費が備品関係でかかってきます。

ところが訪問介護は、事務作業に必要な機器として、例えば書庫であるとか机・椅子・パソコン・電話・FAXといった基本的な備品だけで済みますので、本当に少額で済むということになります。

50万もあれば中古品で済ますこともできますので、少額でやっていけるということになります。

運転資金

さらに開業資金についても開業後6ヶ月間の運転資金についても、月々の経費が少なくて済みますので6ヶ月間の運転資金についてもですね、デイサービスに比べ訪問介護は少なくて済むといった利点があります。

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