訪問介護の開業の手引きNO 52~ケアマネさんが事業所を紹介する場合に重視すること~【音声動画+テキスト】
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
動画
訪問介護を開業される方が、ケアマネさんのところへ営業に行かれる場合に、その前にケアマネさんがどのように考えてらっしゃるかという本音を事前に知っておくことは、非常に大事ではないかと思いまして、私の知り合いの数人のケアマネさんに本音を聞いてみました。
たとえば
- どのような事業所をケアマネさんは選びますか?とか
- 紹介する場合にどの事業所にするか、どのように決められてますか?というような質問をしたわけですけども、その中で今回は1から4までの内容について、まとめましたのでご紹介したいと思います。
今日1回目として、紹介する場合に重視することは何ですか?ということを数人のケアマネさんに質問しましたので、それをご紹介したいと思います。
あるケアマネさん一人目ですけども、このように回答していただきました。
サービスの内容・質などの情報から信頼できるか判断
サービスの内容とか質などの情報を提供してもらって、この事業所は信頼できると判断できたら紹介してみようかなというふうに思うとおっしゃってました。
たとえば、デイサービスについて言うならば、機能訓練という特徴があるのかレスパイト機能を重視しているのかという、サービスの特徴を説明していただいて、そして利用者さんが喜んでいただいていることがわかれば紹介することもある、ということをおっしゃってました。
空き情報より個々の相談
あるいはあるケアマネさんは、営業に来られた方が空き状況を報告されるんだけども、実際に問い合わせするときになると時間が経ってるわけで、空き情報がいつまでも空いてるということはない。
そこで、時間が経つ場合には空き情報というよりも、個々のケースでどれだけ相談に乗ってもらえるかというところを重視しているとおっしゃってました。
紹介した時の電話の対応
それからあるケアマネさんは、ある事業所にご利用者を紹介するために電話をしたとき、あっさりと断られてしまった。
せっかく電話して紹介したのに、喜んでもらえるだろうなと電話したのにあっさり断られると、もう二度と紹介したくないというふうに思うということを言われてました。
電話に出た方が責任者が、常に出るということではなくて留守の時もあります。
その時に事業所の対応として、ケアマネさんから電話があった時には事前に打ち合わせしておいていただきたい、すぐ対応していただきたいと、このようなケアマネさんの率直な意見を言われていました。
親身になって相談
さらにあるケアマネさんはご利用者を紹介したからといっても必ずしも引き受けてもらえないこともある。
その場合に親身になって検討してもらった結果、利用に至らなかったということであれば仕方ないなということで、次も相談してみようかなと思う。
あっさり断るというよりも親身になって相談してもらった結果、断られるという場合には問題はないということをおっしゃってました。
職員を大切にしている事業所は信頼できる
それから全然違う観点ですけども、あるケアマネさんは、職員を大切にしている事業所は信頼できるんじゃないか。
だから紹介してみようかなと思う。
逆に短期間に職員が辞めていくというような事業所は、良いサービスも提供できてないということで、ご利用者を紹介しづらいんだということおっしゃっているケアマネさんもいらっしゃいました。
今までご紹介したのは、ほんの一部のケアマネさんの意見ですけども、こういった意見を参考にして頂きながら、営業活動していただいたら良いのではないかと思います。
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