介護サービスと地域特性

こんにちは。大阪の専門税理士の松本昌晴です。

下のグラフは、都道府県別に次の4つサービスの構成割合を示したものです。

  1. 短期入所
  2. 通所リハ
  3. 通所介護
  4. 訪問介護

画像の説明

同じ介護サービスでも、地域特性が都道府県によってバラツキがあることが分かります。

例えば、

  1. 秋田県は短期入所(ショートスティ)の比率が高い。
    収穫時期に、一時的に預けるニーズがあります。
  2. 沖縄県は通所介護の比率が高い。
    沖縄県は大家族が多く共働きも多いため、日中預かってくれる通所介護の比率が高いと思われます。
  3. 東京都や大阪府は、訪問系のニーズが高い。
    一人住まいの高齢者や高齢者夫婦が多いため、訪問系のサービスのニーズが高くなっています。

かつて、毎日新聞に次の記事が掲載されていました。
「大阪市によると、65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、1人暮らしと夫婦のみの世帯が約67%で全国平均(約53%)よりも高く、サービスが頻繁に利用されている。」

今後、大阪をはじめとする大都市及び団塊の世代が住んでいる周辺都市で高齢者人口が増加し、ますます介護ニーズが増加すると予想されます。

このように、介護サービスのニーズは全国一律ではなく、地域的な特性があります。

新規に介護事業を開業する場合には、マーケティング調査に加え地域特性も加味して検討しなければなりません。




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