2013.01.15
カテゴリ:日本経済新聞
ワタミ系の介護施設で74歳水死
こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。
日本経済新聞2013.1.12夕刊
居酒屋チェーン「ワタミ」の子会社「ワタミの介護」が運営する介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」で昨年2月、入所者の女性74歳が入浴中に溺れて水死する事故があった。
業務上過失致死容疑で警察が捜査している。亡くなった女性は午後2時13分に入浴したが、約1時間判半後に老人ホーム職員が浴槽内で意識を失いうつぶせになっているのを発見した。
職員は入浴中に一度も女性の様子を確認しておらず、警察は、入浴中の安全管理などで老人ホーム側に過失がなかったかどうかなど詳しい状況を調べている。
疑問
今回の事故については、限られた新聞情報だけでは分かりません。いろいろな疑問があります。
例えば、
- 昨年2月の事故がなぜ今頃、新聞報道されたのだろうか?
- 職員は水死した女性をなぜ入浴してから1時間半後に発見したのか?その間、なぜ様子を見に行かなかったのだろうか?行けないほど忙しかったのだろうか?
- 事業所は、この事故を東京都に報告していると思うが、改善報告の内容と改善の実行はなされているのだろうか?
- 遺族との和解交渉はどうなっているのだろうか?
- ワタミの業務拡大に無理はなかったのだろうか?
などです。
施設で入所者が亡くなった事例としては、日本経済新聞(2012.9.7)夕刊に、オープン直後の4月に入所者の高齢男性2人が相次いで死亡した、神戸市中央区の特別養護老人ホーム「神戸海岸特養ケアセンター」の記事がありました。
この「神戸海岸特養ケアセンター」の場合は職員の配置基準を満たしていないとして、神戸市は入所者の新規受け入れを半年間停止とする行政処分をしました。
「ワタミの介護」は、どの様な行政処分を受けたのでしょうか?
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