優秀なスタッフの退職に至るまでの過程

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護労働安定センターの平成27年度介護労働実態調査結果によりますと、離職者の74.8%が勤務年数3年未満という非常に短い期間で退職しています。

退職した理由には人間関係や賃金など色々あるでしょうが、経営者に問題があるために優秀なスタッフが辞めてしまうことは、絶対に避けなければなりません。

こんな経営者がいます。

  1. 「今月の売上目標は○○円。」と数字のことばかり言う。
  2. スタッフを労うことはなく、ちょっとしたミスでも怒る。
  3. 現場のスタッフの悩みを聞こうとしない。
    などです。

このような経営者がいると、優秀なスッタフは耐え切れず、最終的には退職ということになってしまいます。

しかし、退職に至る過程は長い時間をかけて、積もり積もって最終的に退職という結論になります。

下の図の通り、最初はちょっとした疑問から出発します。

画像の説明

最初のちょっとした疑問が解決しないまま時間が過ぎ、どんどん疑問点が生じますが、経営者は改善しようとはせず、そのままの状態が続きます。

解決しない疑問点は不満につながり、やる気をなくしてしまいます。

こうなると出口がなくなり、退職するという決断をしてしまいます。

経営者にとっては、突然の退職願いでビックリするということになりますが、退職に至るまでには長い時間がかかっており、防ぐことはできたはずです。

明日のブログでは、優秀なスタッフの退職を防ぐには、どうしたらいいかということを解説します。




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