春の時期は納税者に有利?
税務署の税務調査は、調査の時期によって有利な時期とそうでない時期があるのでしょうか?
春の時期は納税者が有利であると聞いたことがあります。本当ですか?
税務署の税務調査は、大きく分けて次の三つの時期に行われます。
- 8月から年末まで
- 年明けから3月15日の確定申告が始まるまで
- 3月15日の確定申告が終わって、6月中旬まで
この三つの時期によって、納税者に有利な時期があります。
それは、3番目の3月15日の確定申告が終わって6月中旬までの時期です。
この時期の税務調査は、納税者に有利になることがあります。
ただし、税務署の内部事情を知っている税理士がうまく税務署との交渉を進めないと結果は異なります。
それでは、税務署の内部事情とは何でしょうか?
税務署の人事異動は7月10日に行われます。
税務署内では税務調査が人事異動の7月10日をまたがないように、6月中旬までに税務調査を終了させるようにという指示が行われています。
このため、この人事異動日までに調査官は税務調査を終了したいという心理が働きます。
このような税務署内の事情が分かっている税理士で交渉力があれば、適当な理由をあげながら調査の引き伸ばしを行います。
早く税務調査を終わらせたい調査官は、こちらの言い分聞いてくれる可能性があります。
また、ごく少数ですが調査官にはノルマがあり、ある一定の調査件数をこなさなければなりません。
そのため1年の締めの時期であるこの時期に、調査件数をこなすための形だけの調査が行われることがあります。
このような調査にあったらラッキーです。
なお、税務調査には特官部門や特別調査部門が行う場合がありますが、この場合は上の交渉は通じませんのでご注意ください。
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