新規開業時の課題や悩みごとついて教えてください(大阪市西区:30代男性)
こんにちは。大阪の介護専門税理士 松本会計事務所 所長の松本昌晴です。
事業を創業するとき、創業前においての課題や悩みごとにはこのような事があります。
- どのように事業計画を立てるのか
- 開業に必要な資金をどのように調達するのか
- 開業の具体的な手続きはどうするのか
そして創業した直後においては、販路開拓や資金繰りといった事業を軌道に乗せ事業を継続させるための取り組みが課題となります。
事業が軌道に乗って成長期に入りますと、従業員の採用や事業拡大に向けた悩みごとが生じます。
事業が不振に陥った場合は、撤退するといったことを検討しなければなりません。
開業時の課題や悩みごとについて
日本政策金融公庫総合研究所による『2020年度新規開業実態調査』によりますと
開業時に苦労したこと
- 「資金繰り、資金調達」(55.0%)
- 「顧客・販路の開拓」(46.8%)
- 「財務・税務・法務に関する知識の不足」(34.4%)
現在苦労していること
- 「顧客・販路の開拓」(47.3%)、
- 「財務・税務・法務に関する知識の不足」(32.4%)
- 「資金繰り、資金調達」(30.8%)
を挙げる企業の割合が高いようです。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「2020年度新規開業実態調査【開業時に苦労したこと および 現在苦労していること(三つまでの複数回答)】」
新型コロナウイルス感染症の影響の有無
また2020年7月時点で、新型コロナウイルス感染症での開業時におけるマイナスの影響を受けた開業者は8割に上がりました。
出典:日本政策金融公庫総合研究所「2020年度新規開業実態調査【マイナスの影響の内容 新たに取り入れた仕組みや働き方(複数回答)】」
マイナスの影響のほとんどが【売上減少】によるもの
- 「売上が予定より減った」(82.3%)
- 「利益が予定より減った」」(61.8%)
- 「営業を一部自粛した」(38.6%)
新たに取り入れた仕組みや働き方
- 「リモート会議」(16.0%)
- 「在宅勤務(テレワーク)」(13.7%)
- 「インターネット上での営業・販売」(11.6%)
出典:日本政策金融公庫総合研究所「2020年度新規開業実態調査【新型コロナウイルス感染症の影響の有無 「受けた」割合(業種別)】」
以上の起業家の悩みごとは、一人で解決できることもありますが、税理士や社会保険労務士、司法書士などの外部の専門家に支援を受けることも検討してください。
一人で悩むより専門家に相談すれば簡単に解決出来たり、創業に伴う業務を依頼することにより、販路開拓や資金調達などに時間を割くことができます。