銀行から有利な条件を引き出すためのテクニック~銀行に競わせるための話法~
こんにちは。大阪の介護専門税理士に松本昌晴です。
いままでブログで何度も書いてきたことで、繰り返しになりますが、もう一度重要なことなどでお伝えします。
相互メリットを追求すること
銀行のメリットである収益(金利とか手数料など)を提供しながら、こちらの条件も聞き入れてもらうという、相互メリットを追求することが大事であることを何度もお伝えしました。
銀行が欲しいのは収益なので、そこでビジネスとして銀行にも収益を提供する代わりに、こちらの便益も求めるという相互のメリットを追求すること、すなわち一般の商取引と同じ考えで臨んでいいということです。
銀行のプライドに配慮した話法
例えば、
A銀行は金利○%の提案をしています。
B銀行は金利は高いけど無担保を提案しています。
C銀行はもっと金利は高いけど、融資の金額をこちらでコントロールできる当座貸越を提案してきました。
といった、こちらに有利な条件をメインバンク以外の銀行が提案してきた場合、メインバンクに競わせるために、どのようにプライドに配慮しながら言えばいいでしょうか?
銀行員も人間ですから、言い方を間違えると、後々取引に影響が出るかもしれません。
そこで例えば、次のような言い方をしたらどうでしょうか?
「私たちは、できることならば長年のメインバンクであるおたくらにやっていただくのがいいんだけれど、各行さんがこれだけの条件を出していただいているので、私は経営者として会社を守らなければならない立場上、金利を下げることは大事な要素です。
もしこれくらいの条件でやってくれるのであれば、おたくから借りたいのだけれども、それができないなら私たちを大事に思って、他行さんで借りることを許してくれませんか?」
この様に謙虚に、しかも選択を与えるように言うことが大事です。
上から目線で命令口調で「金利を下げろ」とか、しかも選択の余地なく他行に決めるというようなことは、今後取引をしないと決めている以外は避けた方がいいです。
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