2012.05.04
カテゴリ:介護事業所の開業支援
介護事業のFC加盟は慎重に
こんにちは。松本昌晴です。
介護事業参入のご相談を受けていると、FC加盟を検討している又は、された方が多いです。
FC加盟について、ご相談を受けたとき、私は次のようにお答えしています。
お金に余裕があって、全く介護事業について知識のない方はFCに加盟しても良いが、FC本部が儲かるだけで「あなたはFC本部のために働くことになりますよ」と申しあげています。
例えば、加盟金200万円、保証金100万円、開業支援・教育300万円、さらに月額ロイヤリテイ10%のFCに加盟して、ほとんどの場合、利益は出ないはずです。
もし、利益が出ていても将来にわたって保証できるものではありません。3年に1回の制度リスクは、儲かっていればいるほどあります。
デイサービスの平均収支は平成23年度実態調査で10%弱、今年4月の介護報酬の改定でマイナス約10%では、何の対策も実行しなければ収支トントンで、ロイヤリテイを支払えば完全にマイナスになってしまいます。
したがって、FCのビジネスモデルがロイヤリテイ以上に利益を生まないと赤字になってしまいます。
また、一旦軌道に乗ればFC本部にアドバイスを受ける必要性はほとんどなく、にもかかわらず毎月ロイヤリテイを支払うことに疑問を感じます。
以上からFC加盟は慎重にご検討ください。
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