日次決算のすすめ
こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。
介護事業所の中には、介護給付請求の入金額から遡って売上を計上する方法をとっているところがあります。
例えば、5月の入金が100だとすると3月の売上を100とする方法です。
税務署に提出する申告書は2ヵ月後なので、この方法でも申告書を出すだけなら問題ありません。
しかし、この方法をとっている経営者は失格です。
介護事業を始めたら、あなたは経営者です。
介護事業を継続する責任があります。
倒産してしまっては利用者や従業員とその家族に迷惑をかけてしまいます。
そのようにならないためには、会社の業績などを表す決算書や試算表をできるだけ早く作成し、次の行動を実行するための判断をしなければなりません。
翌月の5日には前月の試算表が出来上がっていて、前月の問題点と改善結果、今月の改善目標を決定する経営会議を開催します。
この月単位でする会議を更に進め、日単位の決算を毎日して、翌日には改善策を実行できるようになれば、素晴らしい会社になるでしょう。
1年に1回、税務署に提出するためだけに決算書を作成している会社と毎日決算をして365日改善策を実行している会社では、明らかに大きな違いが会社の業績として表れます。
まず、月単位の決算から、次に週単位へ、そして、日単位の決算へと進んでください。必ずしあなたの会社は変わってきます。
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