社長が陥りやすい失敗例
こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。
私は会計事務所を25年間経営してきて、色々な失敗をしてきましたが、その中で私と同じ失敗をしている社長さんにお会いすることが多いです。
社長が陥りやすい失敗例
それだけ、誰もが失敗に陥りやすい事例だと思いますので、私の失敗例を2つご紹介します。
1つ目は、従業員は給料を増やせば頑張って働いてくれるという錯覚から生まれる失敗です。
2つ目は、社長が頑張ればその背中を従業員が見て、頑張ってくれるという錯覚から生まれる失敗です。
勿論、会社の社風が従業員に給料を増やせば従業員が頑張ったり、社長の背中をみて従業員が頑張るようになっていれば、上の2つの失敗は起きません。
しかし、ほとんどの会社が、そのような社風になっていません。
1つ目の失敗
従業員は給料を増やせば頑張って働いてくれるという錯覚から生まれる失敗です。
社長が従業員に「給料を上げるので頑張って下さい。」と言うと必ず「はい、頑張ります。」と従業員は言います。従業員も頑張ろうと思います。
しかし、しばらくすると「給料を上げてやったのに、従業員は頑張ろうとしない。」と社長はボヤキます。
社長は給料を上げたことを常に覚えています。一方、従業員は最初の給料が上がったときの感激を忘れ、毎月もらっている給料は当たり前になってきます。
これは、お金を貸した側と借りた側の違いに似ています。
これを解決する方法は、期待度で給料を決めるのではなく、仕事をした実績で給料を決めることです。
2つ目の失敗
社長が頑張ればその背中を従業員が見て、頑張ってくれるという錯覚から生まれる失敗です。
従業員が社長を尊敬し、社長のようになりたいと思っていれば、社長の背中を見て従業員もついてきてくれるでしょう。
しかし、残念ながらほとんどの会社は、そうなっていません。
ならばどうすれば良いかと言えば、従業員が働くような仕組みを作ることです。
例えば、従業員全員で一人一人の目標を決め、いつまでに実行するかをみんなの前で発表する方法もひとつの方法です。
そして、その目標が達成できたらみんなの前で表彰することです。
この方法は一例です。
以上、2つの失敗例をご紹介しましたが、やはり社長として従業員から慕われ尊敬される存在になることが、一番重要ではないかと思います。
会社は、社長の器以上に大きくならないと言われる通りです。
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