2013.03.12
カテゴリ:介護事業所の経営
日経ヘルスケア2013年3月号「ケアマネ匿名座談会 私はこうやって事業所を選ぶ!」
こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。
A、B、Cの3人のケアマネさんが、本音でどうやって事業所を選んででいるかを座談会形式で語っています。
たいへん興味深い内容で参考になると思いますので、ご紹介します。
3人のケアマネさんに質問している項目は、次の通りです。
- 日ごろからどのくらい「営業」を受けているのか、教えてください。
- 資料の中で、取っておく基準は。どんなものが印象に残りますか。
- 逆に必要ないと感じる資料は。
- 今まで受けた訪問営業の中で、好感が持てたアプローチ方法と、不愉快だった対応について教えてください。
- 実際に、利用者への紹介を検討する際にはどんな点を重視しますか。
- 初めて事業所を利用するのは、どんなきっかけが多いですか。
- 継続的な紹介先になる事業所の特徴は。
- 次の紹介につながらないのは、どんなケースですか。
以上の項目について、3人のケアマネが対談形式で回答しています。
ケアマネさんに選ばれるポイント
3人のケアマネさんが回答している内容を次に箇条書きしました。
- 近隣の事業所であっり、利用者さんの希望に合致するサービスにについては、情報を集めている。
- 自己紹介が書かれた資料は、営業担当者の顔が見えて親近感が湧く。
- 個々の事業所の特徴、例えばお風呂が強みのデイサービスなら、お風呂の特徴や事業所の雰囲気などの情報があると利用者さんへの説明に使える。
- あまりにも、しつこい営業や「仕事ください!」という営業は避ける。
- ただ、名刺をさっと渡して、一言二言話して30秒くらいで帰ってしまうと全然記憶に残らない。
- 訪問する時期は、月初が良い。
- サービスの質を示してもらえると信頼できる。
- 医療対応や生活保護対応をしてくれるところはありがたい。
- 空室情報より、どれだけ個々のケースの相談に乗ってくれるかが重要。
- 職員を大切にしているか。
- 初回は恐る恐る利用してみて、きちんと対応してくれると、今後も利用するか決める。
- 他のケアマネさんが利用して「よかった」と言うと我々も依頼し始める。
- 強引にお願いしたにもかかわらず、親身に対応してくれたとなると、次もお願いしようと思う。
- 次につながるポイント「感じいい」「難しい人を受けてくれる」「書類がきちんとしている」「連絡調整が確実」「利用者さんにも評判がいい」
- 事業者と利用者さんの関係が良好なのは、ケアマネにとって一番うれしいこと。
- 制度を理解しているかも重要で、我々も知らないことを調べてくれる事業所は信頼できる。
- 訪問介護事業所の場合は、サービス提供責任者で選ぶ。
などです。
詳しくは、日経ヘルスケア2013年3月号「ケアマネ匿名座談会 私はこうやって事業所を選ぶ!」をご覧ください。
にほんブログ村
a:2532 t:2 y:0