教育サービス大手が介護施設の展開を加速

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

日本経済新聞2013年5月1日

教育サービス大手が介護施設の展開を加速しているという記事がありました。
教育大手として、

  1. 学研ココファン
  2. 市進HD
  3. ベネッセスタイルケア
    の3社が取り上げられています。

3社の介護サービス事業の取り組み状況は、記事によると次の通りです。

学研ココファン

2015年9月期までにサービス付き高齢者向け住宅を40棟建設し、100棟以上に増やす。学研の学習塾や学童保育を併設したタイプを増やす。

ベネッセスタイルケア

サービス付き高齢者向け住宅を本格展開を開始する。今年から都心を中心に年間3~4棟を開設する方針。

市進HD

自社ビルを改修し、日帰りで食事などを提供するデイサービス事業を始める。生徒の減少でフロアに余裕のある自社ビルが目立つため、介護施設を導入して施設従業員として塾の講師の雇用を続ける。

学研の記事

上記3社の中で、特に学研は日本経済新聞に度々取り上げられています。

私が把握しているだけで、次の通りです。

  1. 2012年2月10日
    学研ホールディングズの2011年10~12月期は、連結経常損益が約5億円の黒字に転換。
  2. 2012年10月5日夕刊
    老人ホームやサービス付き高齢者住宅といった介護施設の運営事業に、異業種から新規参入したり、事業を拡大したりする動きが広がっているという記事がありました。
    その中で数社の具体事例が紹介されていましたが、学研HD(教育)は、神奈川県地盤の介護施設運営会社を買収するという内容でした。
  3. 2012年12月6日
    高齢者向け住宅を運営する学研ココファンとデニーズを運営するセブン&アイ・フードシステムズが協力して、外食店にサービス付き高齢者向け住宅を建て替える。
  4. 2012年12月27日
    介護関連分野に異業種が相次いで参入しているという記事の中で、学研HDは「首都圏を中心に約60棟を運営。デニーズとの複合施設も計画。」という内容でした。
  5. 2013年1月9日夕刊
    老人ホームなどの高齢者施設に投資マネーを生かす動きが広がっているという記事の中で、学研ホールディングスは今年3月をメドに、千葉県の高齢者住宅1棟を金融コンサルティング会社のエス・オー・ダブリュー(東京・千代田)が運営する年金基金に売却。規模は10億円前後の見通し。今後も年2~3棟を売却する方針。
  6. 2013年3月29日
    学研ホールディングスは、4月にサービス付き高齢者向け住宅を不動産投資信託(REIT)に売却する。




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