2013.06.03
カテゴリ:日本経済新聞
認知症、高齢者462万人(予備軍400万人含め)
こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。
日本経済新聞2013年6月3日より
認知症の有病率は、年代別にみると、74歳までは10%以下ですが85歳以上では40%超になっています。
また、ほとんどの年代で女性の方が高くなっています。
厚生労働省研究班(代表者・朝田隆筑波大教授)は、2009~2012年度に、愛知県大府市や茨城県つくば市、佐賀県伊万里市など全国8市町で調査を実施しました。
その結果、計5386人分のデータを分析して認知症の人の割合である有病率を15%と推計しました。
そして、2012年時点の認知症高齢者数を、次のように計算し462万人(予備軍400万人含め)と推計しています。
2012年時点の高齢者数3079万人×有病率15%=2012年時点の認知症高齢者数462万人(予備軍400万人含め)
介護保険のデータに基づき、厚労省が昨年発表した認知症高齢者数
介護保険のデータに基づき、厚労省が昨年発表した認知症高齢者数(単位:万人)
※平成24年(2012)を推計すると、305万人となる。
※下段は65歳以上人口に対する比率
※ 日常生活自立度Ⅱとは、日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態。
2012年時点で認知症高齢者数は、
- 介護保険のデータに基づき、厚労省が昨年発表した認知症高齢者数305万人。
- 今回の厚生労働省研究班の調査で約462万人。
です。
介護サービスを使っていない高齢者に認知症の人がいるとみられます。
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