施設から自宅への流れが商機を広げる

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

介護給付と保険料の推移

介護給付費(総費用額)は、下図の通り高齢者の増加に伴い2025年には改革シナリオでも21兆円になると予測されます。

社会保障審議会介護保険部会(第44回)資料より
介護給付と保険料の推移

施設から自宅へ

このように高齢者が急増し介護給付費が増加すると予測され、特別養護老人ホームなどの施設を作り続けることは財政負担から困難です。

日本経済新聞(平成25年7月19日)によれば、1人当たりの介護保険費用は、施設の介護で平均29万円かかるのに対して在宅なら12万円ですみます。

政府は、施設から在宅への流れを進めるため昨年度の介護報酬改定で、訪問看護の基本報酬を1割引き上げました。

施設から自宅への流れが商機を広げる

日本経済新聞(平成25年7月19日)には、自宅で快適に老後が暮らせるサービスを提供する様々な企業が紹介されていました。

そこで、記事で紹介されていた企業とサービス内容を簡単に書きました。

  1. トヨタ自動車
    寝たきりの高齢者を車いすに移す作業を助けるロボットの開発。
  2. パナソニック
    マッサージ器の「もむ技術」を応用した洗髪用ロボットの実用化を急ぐ。
  3. セントケア・ホールディング
    慢性疾患を持つ高齢者向けに薬の宅配サービスを10月に始める。


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