通所介護、特に小規模事業所の著しい増加が問題視

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

2015年の制度改正で、やり玉になっているのが通所介護、その中でも小規模デイが問題視されています。

そこで、その背景を見てみましょう。

通所介護、特に小規模事業所の伸びが顕著である。

平成13年度末と比べ、介護報酬請求事業所数は、約3.8倍(9,726ヵ所⇒37,009ヵ所)に増加しています。

特に小規模型事業所の増加が高くなっています。

  1. 通所介護全体では、19,341事業所(平成18年4月)⇒37,009事業所(平成25年8月)で1.9倍の増加に対して、
  2. 小規模型事業所は、7,075事業所(平成18年4月)⇒19,469事業所(平成25年8月)で2.75倍と著しく増加しています。

小規模デイの増加

特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)では、1ヶ月1人当たり約30万円、1日1万円かかると言われています。

一方、デイサービスは例えば7時間のサービスで約1万円かかります。

特養や老健は24時間のサービスで1万円なのに対して、デイサービスは7時間で1万円と報酬が高いという疑問が、2015年の制度改正でデイサービスをやり玉にしている背景にあります。



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