2014.01.18
カテゴリ:介護事業所の経営
介護事業の開業相談で必要な質問力
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
私が、介護事業の開業相談に来られた方に心がけていることは、いかに良い質問をするかです。
相談に来られた方のほとんどは、開業に不安に思っておられます。
そのとき、良い質問をしないと良い回答ができません。
例えば、
「どうしたら開業して成功するのでしょうか?具体的に教えて下さい。」
と質問されても、抽象的なことは言えますが、ご相談者が知りたい回答になっているか分かりません。
そこで、私は
- ご相談者は、いま何に悩んでいるか?
- ご自身が実践していることは何か?
- 問題解決して、どんな結果が得たいのか?
などを質問して、具体的な問題点や改善点が明確になるようにしています。
さらに、私は介護事業開業の成功要因を頭に置きながら、どこに問題点や改善点があるかを質問するようにしています。
私が考える成功要因は
- 自己資金をしっかり貯めてこられた
- 介護関係の人脈、特にケアマネさんの人脈を持っておられる
- 家族や友人などが協力してくれる
などです。
上記の要因を頭に置きながら質問します。
例えば
「自己資金はいくらありますか?」「毎月、貯金されたものですか?」という質問に「毎月コツコツ5年間給料から貯めて400万円あります。」という回答が得られたら、
私は「金融機関の融資の申し込みも有利なので、資金調達には苦労しないだろう」と判断します。
逆に自己資金が少ない場合は、どのようにして資金調達するかをアドバイスするのですが、どのように考えても資金が調達できない場合は、開業が難しいことを正直にお伝えします。
良い質問から良い回答が得られると思っています。
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