訪問介護とデイサービスのどちらがいいか?

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

「介護事業を始めるのに、訪問介護とデイサービスのどちらを選択したら良いでしょうか?」という質問を受けることがあります。

「どちらを選択したら良いでしょうか?」の質問の本音は、「どちらが儲かるでしょうか?」と聞きたいのでしょう。

この答えについて、私はまったく違う答えを言っておられる2人の経営者にお会いしたことがあります。

ある経営者の方は、訪問介護の方がいいと言っておられました。

その理由は、多額のイニシャルコストをかけずに運営できることを挙げています。

デイサービスを開業しようと思えば、規模にもよりますが1,000万円以上の内装工事などがかかります。

それに比べれば訪問介護は、50万円程度の備品を揃えれば開業できます。

以上の理由で、訪問介護の方が儲かるという言われます。

一方、デイサービスの方がいいと言われる経営者の方もおられます。

その理由が、訪問介護はサービス提供責任者や訪問介護員を管理することの難しさや募集しても集まらないことを挙げておられました。

このようにまったく反対意見を言われていますが、お二人に共通することは訪問介護もデイサービスも両方を経営されていることです。

両方を経営することのメリットはどこにあるかをお二人に聞いたことはありませんが、私は次のように考えました。

  1. デイサービスのご利用者が身体状況の悪化などの理由で利用できなくなった場合に、訪問介護で自宅に訪問してサービスの提供ができる
  2. その結果、ケアマネジャーにはご利用者へのサービス提供が豊富であることによって信頼関係を強くすることができる
  3. 介護保険法の改正による影響を軽減できる




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