自宅マンションで訪問介護事業所を開業できるか？

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

私は多くの介護事業所の開業支援をさせていただいて、役所は個人情報の保護に神経質であるという印象を受けています。

したがって、自宅で介護事業所を開業することは、一般的には家族や親戚、知人などが出入りして、個人情報が漏洩する可能性があり難しいのではないかと考えています。

一方、自宅で開業できれば新たに家賃が発生するわけではなく（ただし、介護事業所である会社と個人との間で、賃貸契約を締結する必要はあります。）、経費負担を減らすことができます。

最近、訪問介護の開業支援をさせていただいた事業所で、自宅マンションの一部を訪問介護事業所として申請して許可がおりたケースがありました。

また、最近、顧問契約をいただく予定の訪問介護事業所に伺った時も、自宅マンションで訪問介護事業をされていました。

指定がおりたケースでは、自宅マンションの中で訪問介護事業所として、事務室と相談室が居住部分と完全に分離され区切られていて、訪問介護事業所としてのスペースが確保されています。

なお、市町村によって指定基準が違うケースがあり、全国一律で自宅開業が可能かどうか分かりませんので、自宅で開業される場合は各市町村にご確認ください。

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