2014.05.05
カテゴリ:介護事業所の経営
レスパイトケアのニーズ
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
下の棒グラフは、介護給付費の総額(国が払う介護報酬の金額)を年度別に表したものです。
特徴的なのが、
- 訪問系(訪問介護、訪問入浴、訪問看護)が、それほど伸びていないこと
- 通所介護の伸びが顕著であること
- レスパイトケア(通所介護、短期入所生活介護、特定施設入居者生活介護)のニーズが増加していること
の3点です。
介護保険制度ができた一番大きな理由は、365日24時間、先の見えない介護をしている家族のリフレッシュや自分の時間を持てるようにすることです。
そのために、最も介護サービスで需要があったのが、次のお預かりのレスパイトケアです。
- 通所介護(デイサービス)
- 短期入所生活介護(ショートステイ)
- 特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)
このようにレスパイトケアのニーズがあるにもかかわらず、国はレスパイトケアを外そうとしています。
例えば、デイサービスは長時間の介護報酬を下げ短時間を上げています。
また、今回の介護報酬改定で機能訓練が評価され、レスパイトケアの報酬が下げられると予想されています。
国民のニーズと国の方針には、完全にギャップが生じています。
このジャップは新たな介護ビジネスとなり、介護保険外のサービスとしてビジネスチャンスとなります。
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