規模拡大には落とし穴
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
今日は、20日のブログの続きです。
規模拡大の落とし穴について、書きたいと思います。
私が会計事務所を開業した30年ほど前に、開業したばかりの税理士向けのセミナーに参加したときの話です。
ある先輩税理士が、「事務所を大きくしようとは思っていません。」と発言されたことを今でも覚えています。
私は、今その言葉に一理ありと思っています。
規模拡大は思った以上に苦労が多い
30年前の私は、開業して間もない時期でもあり、事務所を拡大することに意欲を燃やしていました。
しかし、30年間を振り返って、規模拡大は簡単ではなく思った以上に苦労が多いと実感しています。
規模拡大は、例えば売上が倍になれば、儲けも倍になり、社長の給料も倍になるという単純なものではありません。
逆に、規模を拡大して売上が増えたとしても、儲けは増えず苦労は絶えず、苦労のわりに報われないのが普通です。
規模を拡大するためには経営能力が必要
規模を拡大していくためには、経営者としての経営能力が必要で、経営能力がないのに、規模を拡大するとその先は不幸しか待っていません。
規模拡大がバラ色の世界であると思っていると大きなケガをします。
社長の器以上に会社は大きくならないと言われているように、規模拡大には大きな試練や落とし穴があることを覚悟する必要があります。
安易な規模拡大は危険 覚悟が必要
その苦労が分かっていても、規模を拡大していこうとするのは、自分の夢や目標を実現したいと思う強い信念があるからだと思います。
私が、ブログで規模拡大は必然であると書いていますが、安易な規模拡大はしない方がいいと思います。
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